『シルクロード展望』三胞集団は「一帯一路」によりグローバル化を加速させた
発布時間:2017-05-24来源:作者:
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老舗:大の中で小さい
三胞集団は情報化を特徴とし、現代サービス業を基礎とする、「新消費、新健康」等の産業を共同発展させる大手民営企業グループであり、現在は宏図高科、南京新百、万威国際、金鵬源康、富通電科等の数多くの上場企業、及び宏図三胞、楽語通信、宏図地産、広州金鵬、天下金服、中国ニュース・ウィークリー、安康通、麦考林、拉手網(lashou.com)、イギリスHouse of Fraser、アメリカのブルークストーン(Brookstone)、イスラエルのナターリ(Natali)等の国内外重点企業を抱え、傘下の独資及び持株企業が100社以上に達し、世界中の従業員が合計10万人以上で、そのうち海外従業員が4万人にも達する。現在、グループの総資産は1200億元を突破し、年間売上高が1300億元にも達し、13年連続で「中国企業トップ500」に入選し、また全国工商聯合会に「中国民営企業トップ500」の第19位に、「中国民営サービス業企業トップ100」第10位に選ばれた。近年、三胞集団は「グローバル化」と「新常態」による発展機会をしっかり把握し、国家による「一帯一路」建設のブームに乗り、国際一流企業の買収に力を入れ、機先を制して未来発展の攻略ポイントを占めている;一方、主体的に文化交流を展開し、企業の国際化の推進を引率し、民営企業の着実参与する新しい「一帯一路」建設ルートを模索している。
「海外から導入」と「海外に進出」の双方向交流を徹底し、機先を制して産業発展の戦略ポイントを占める
三胞集団取締役会長袁亜非により、現在我が国の経済が構造転換と高度化の核心時期にあり、海外進出して優秀な企業を買収し、その先端的な運営モードと管理システムを導入することは、国内企業が急成長、迅速な構造転換と高度化を実現する近道だという。それで、彼は「未来で未来を定義する」の斬新な理念を提出し、即ち世界中のトップレベルは我が国の未来発展の方向であり、これらを買収することで、自ら未来を作ることである。このような理念を踏まえ、三胞集団の海外進出において海外の不動産や鉱産物資源ではなく、先端的なブランド価値、管理システムと商業モードに着手している。
大健康(総合的健康産業)は三胞集団が近年来重点的に発展させている産業の1つである。2008年から、三胞集団は養老産業の配置を始め、当時国内最大の家庭養老企業安康通を見定め、そして2012年に買収を完成した。1998年に設立された安康通は、10年以上の発展を経て、構造転換と高度化の挑戦に直面している。世界範囲ベンチマーキングにより、2014年に、三胞集団は海外進出して「一帯一路」沿線国家イスラエルの先端的健康サービス企業ナターリを買収した。当企業はイスラエル最大の医療と家庭養老サービス企業で、イスラエルの半分以上の高齢者にサービスを提供しており、遠距離心電24時間モニタリング診断、緊急コールインと急救業務、安全及び援助サービス、家庭介護サービスを含む複数のサービスを提供し、遠距離医療と緊急救助医療業界において現地では50%以上の市場占有率を誇る。
買収後、三胞集団はナターリの最先端の在宅養老と遠距離医療の技術と管理経験を中国に導入し、国内の高齢者にも先端的な養老サービスを届け、養老サービスの供給側改革に適応する。袁亜非により、ナターリを導入する前に、安康通が十数年の発展を経ても、ユーザ数が10万人もいなかったという。導入後、安康通はここ二年にわたってユーザ数が倍増している。今年3月まで、安康通ユーザ数は470万人を超え、業務が20の省と市まで拡張し、今年年末に、ユーザ数が1000万人を突破する見込みである。
同時に、ナターリの遠距離医療技術も中国に導入されている。2016年3月に、劉延東副総理がイスラエルを訪問する期間中に、ネタリヤフ総理と共に常州市政府とナターリによる中国・イスラエルの遠距離心電医療協力プロジェクトの締結現場で立会い、去年年末に、常州遠距離心電センターは運営が始まり、ナターリの遠距離医療技術経験を踏まえ、武進市人民医院をベースに、在宅即時心電モニタリング、オンラインリアルタイム診断及びオフライン便利治療を合わせた遠距離心電モニタリング医療サービスを患者に提供し、また遠距離心電センターのスマート・クラウド・プラットフォームとハイテク知能設備により、患者に緊急救助と在宅介護サービスを提供し、大いに患者の発病率と死亡率を降下している。これは国家衛生計画生育委員会による遠距離医療B2Cモードの最初の試行プロジェクトである。今年3月20日に、イスラエルのネタリヤフ総理の中国訪問期間中に、ナターリはまた徐州市鼓楼区と遠距離医療及び健康養老プロジェクト協力枠組み協定書を締結し、ナターリ遠距離心電医療システム及び知能化の健康養老サービスシステムを徐州に導入した。
一方、ナターリにとって、自国の養老サービスと遠距離医療市場が相対的に飽和しているため、中国企業に買収された後、中国市場開拓を実現する以外、ナターリのグローバル化も加速させている。この買収は中国とイスラエル両国企業の期待している互恵局面を実現した。
2014年に、三胞集団傘下の上場企業南京新百は「一帯一路」方針の関連国家イギリスの老舗百貨House of Fraser(略してHOF)を買収し、2016年12月に、HOFは20近くのプライベートブランド、及び数多くの独特のバイヤーブランドを携え、南京にて中国初のフラッグシップショップを開き、人々に「真新しい」ファッションをもたらした。同時に、HOFイギリスの商店にも中国製品、例えばシルク、曇錦、磁器工芸品、中式ハウスウェア等の商品が現れた。これらの中国要素がHOFに加わった後、HOFを類いのないイギリス百貨店にした。
2014年に、三胞集団傘下の上場企業南京新百がイギリス老舗百貨店House of Fraserを買収し、写真はHouse of Fraserのオックスフォード・ストリートのフラッグシップショップである。
袁亜非はこう語っている:「三胞は「一帯一路」建設に参与し、グローバル・ルートの配置を通じ、海外の上質ブランド、先端的技術とサービスを国内に導入し、国内の供給側構造性改革を促進する以外、「中国スマート製造」と「中国ブランド」のグローバル化を牽引している。」
文化交流とビジネス交流を両立させ、企業のグローバル化を着実に進める
経済と文化は高度依存関係にある。習近平主席は長い目でこう語っている:「文化による支持のない事業は長続きしにくい。」三胞集団は「一帯一路」建設に参与することで、関連国家との業務協力を強化する以外、「一帯一路」沿線国家との文化交流をも非常に重視し、文化先行を徹底し、文化交流を投資先で民意の根本を立て、中国企業文化ソフトパワーを示し、商務交流協力を推進する重要な力とする。
三胞集団傘下の南京新百はイギリスのHOFを買収してから、段階的にイギリス文化や公益等の交流のプラットフォームを構築し、豊かな成果を成し遂げた。2015年は中英文化交流年で、同年10月に、習近平主席がイギリスを訪問する期間中に、三胞集団取締役会長袁亜非とイギリスのケンブリッジ公爵、ウィリアム王子は共に設立した野生動物保護基金プロジェクトに関して正式了解覚書を締結した。同年3月に、共同で公益基金が設立され、これはウィリアム王子様が初めて中国を訪問する期間中に袁亜非氏と雲南で達成した合意であり、その後三胞集団は誠意を持って速やかに当該国際公益プロジェクトの実行に移した。この提携は双方にとっての極めて重要なマイルストーンであり、これはイギリス皇室が初めて中国企業と提携した野生動物保護事業上の国際協力であり、ウィリアム王子様が初めて中国事業家と提携した最初の野生動物保護基金でもある。
2015年10月に三胞集団取締役会長袁亜非(後左)とイギリスのケンブリッジ公爵ウィリアム王子様(後右)が共同で野生動物保護基金プロジェクトを設立する。写真は三胞集団高級副総裁岳雷(前左)とイギリス皇室基金会最高経営責任者ニック•ヒューティス(前右)代表と覚書を締結している様子。
当該基金の設立及びアフリカ地域で取得した前期の成果により、三胞集団はイギリス社会と国際環境保全組織の注目を浴び、また社会各界から称賛され、イギリス従業員が三胞集団に対する承認感と獲得感を増やした。三胞集団高級副総裁岳雷は基金設立の主要参与者と推進者として、対話と協議において、強烈な責任感と高効率の執行力により、ウィリアム王子と皇室基金会の高度な承認を得て、2016年3月にウィリアム王子により野生動物保護連盟の最初の華人イメージキャラクターに任命され、野生動物保護公益事業のために中国の力と中国の画策を尽くす。
ケニアは中国「一帯一路」の提唱するアフリカでの支点として、三胞集団の事業はまだ展開してないが、公益が先行している。三胞集団とイギリス皇室が共同で設立した野生動物保護基金は、首回プロジェクトがアフリカにて2つの野生動物観測所を建てており、1つはケニアに、もう1つはボツワナにある。これから三胞集団はアフリカ東部での活動を拡大し、2つの野生動物観測所を増築する予定である。
袁亜非により、公益活動で現地文化に馴染みこむことは、三胞集団が海外から承認を得るための重要なルートだという。「一帯一路」の国家方針の下で、ますます多くの中国企業は海外進出してグローバル化の競争に参与し、外部市場を開拓していく。「海外進出」は商業協力のみならず、文化交流、国際公益活動等のソフトパワーを通じて、現地社会に馴染みこみ、企業のブランドイメージを向上させ、現地民衆の認知度を高めることも可能で、これは海外進出する中国の新世代民営企業の定着している賢明なやり方で、これで企業の海外進出後の進路をスムーズにする。
現在は中英国交の「黄金十年」と呼ばれ、両国の民間文化交流が多様化したルート、レベルや分野に広がり、三胞集団も主体的な参与者、推進者と貢献者である。2016年、ロンドン・デザイン・フェスティバル「南京ウィーク」の準備と活動期間中に、三胞集団取締役会長袁亜非は「南京ウィーク」のプロモーション・キャラクターとして、三胞集団を率いて複数の公益と文化交流活動を組織・参加した。
2016年ロンドン・デザイン・フェスティバルの「南京ウィーク」期間中に、三胞集団は複数の文化交流活動を組織・参加した。写真はHouse of Fraser オックスフォード・ストリートに位置するフラッグシップショップにて、中英戯劇俳優に共演されるニュー・コンセプトの昆曲『牡丹亭』である。これは「南京ウィーク」の目玉「湯莎会」テーマ・シリーズ活動の1つである。
2016年9月23日の「南京ウィーク」活動期間中に、三胞集団とイギリス皇室は再び協力し、イギリス歴史皇家宮殿と提携して中英「双塔会」イベントを開催し、ロンドン皇家植物園邱園内の中式宝塔の保守と修缮を協賛するプロジェクトである。
2016年9月に、三胞集団はロンドンにて中英「双塔会」活動を開催し、ロンドン邱園宝塔の修缮を協賛する。写真は建初寺住持大初法師が邱園宝塔のために祈福する様子である。
当日、イギリス駐在の中国大使劉晓明の夫人胡平華氏はこの活動に出席し、彼女は三胞集団が邱園宝塔を修繕する行為に関して「中英人文交流を促進し、中英「黄金時代」を更に輝かせる」と好評した。
三胞集団高級副総裁岳雷により、中英「双塔会」活動が海外の中国歴史文化建築を保護し、イギリスにて中国文化を普及させ、中英両国文化と商業における協力を促進することを目指しているという。岳雷により、現在国家が「一帯一路」建設の推進を加速しており、「一帯一路」が経済貿易と文化発展のダブルコア戦略にあたり、各国の関係には貿易協力の「ハード」な支援が欠かせない上、文化交流の「ソフト」な助力も必要だという。三胞は「海外進出」の推進において特に現地との文化交流や民間協力を重視し、良き効果を成し遂げた。
国の付き合いは民衆の親しみに繋がり、民衆の親しみは心の通じ合いに繋がる。習近平主席が語ったように、「民心相通」は「一帯一路」建設の重要な内容であり、核心的な基礎でもある。一方、文化の相互理解と相互尊重、及び文化活力に満ちる民間交流は、民心相通の重要な支点である。
産業買収と生産能力の協調推進を徹底し、引続き「一帯一路」の全体市場を開拓
「中国特色のある、持続可能な世界レベルの企業組織になる」ことは三胞集団の戦略ビジョンである。このビジョンを実現するため、三胞集団は多国間発展の戦略を徹底し、また2つの戦線を計画している。1つは欧美の先進国を主とする、主に産業買収する戦線である。もう1つは「一帯一路」沿線国家を中心とし、一部の発展途上国にて業務配置を促進し、生産能力の協力を強化し、主に投資の形で推進する戦線である。これらの「一帯一路」沿線国家はほとんど経済発展の成長期にあり、多くの分野において発展可能性と将来性が大きく、投資対象として魅力的である。
2014年以来、三胞集団は一連の海外買収を行うと同時に、「一帯一路」沿線国家と複数の次元、レベルと方面における協力と交流を探索するように努め、引続き「一帯一路」の人脈を拡大していく。現在、シンガポール、インド、チェコ、スロベニア、エジプト等の40近くの「一帯一路」沿線国家と友好交流関係を築いている。これらの国家の在中国領事館或いは経済要人は前後して三胞「来賓ホール」を訪問し、三胞集団も進んで答礼訪問を行い、機会を求めて互利互惠のパートナー関係を目指す。江蘇省、南京市政府も三胞集団を「一帯一路」建設の典範とし、何度も三胞集団にて「一帯一路」関連のセミナーを開催している。
ラクダに付ける鈴の音が千年にも渡り、シルクロードでの協力は新たな楽章を奏でる。「一帯一路」方針の提出以来の三年にわたり、三胞集団は国家による「一帯一路」建設のブームに乗り、輝かしい実績を上げている。袁亜非により、この国家戦略の着実な実施につれ、三胞集団が「海外進出」を加速し、特に「一帯一路」沿線国家の業務配置を拡大し、グローバル資源を統合し、生産能力協力を強化し、先進技術と上質な製品を通じて沿線各国の人民に幸福をもたらすという。