『証券時報』南京新百は商品運営業者へのモデルチェンジを図る HOFの売上高は新記録を更新
発布時間:2015-01-26来源:作者:
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老舗:大の中で小さい
昨年4月、三胞集団傘下の南京新百(600682)は1.55億ポンド(約15.6億人民元)にて、165年の歴史を持つイギリス王室御用達の老舗百貨House of Fraser(以下、HOFと略す)の89%の株式を買収し、業界に一大センセーションを巻き起こした。しかし、市場が一番注目するのはやはり、「史上最高額のA株上場会社百貨業の直接買収」が完成した後、資本の統合状況、ブランドの相乗効果及び上場会社業績への影響である。
先日、南京新百から情報が伝わってきた。HOFが所有者変更後、高成長を果たし、去るクリスマスシーズンにおいて、創立して165年以来の最高売上高記録を更新した。南京新百が1月14日に公表した年報業績見通しによると、2014年の通年純利益が前年比150%~200%増になる見通しであるそうだ。
南京新百の関係者が証券時報の記者の取材に対して、次の通り述べた。会社は今回の買収を通じて、双方の資源を統合し、伝統百貨の「テナント募集・共同経営」のビジネスモデルを打ち破り、現代百貨の「商品運営」へとモデルチェンジする計画である。
所有者変更後、HOFの強力な成長性
HOFが1849年に創業し、165年の歴史を持っているイギリス王室からイギリス王室から称賛と栄耀を授与された百貨であり、「ハイエンド」及び「ファッション」と位置付けし、自社ブランド、仕入れブランド及び特約ブランドの製品を持っている。一方、南京新百も1952年8月に創業した老舗百貨である。
情報によると、南京新百がHOFに対する買収は2014年8月18日に、中国証券監督管理委員会の承認を受け、同年9月3日に受け渡しを完了した。
三胞集団は南京新百がHOFを買収することを通じて、イギリス市場へ進出してから、サプライチェーンには、数多くの国際有名ブランド及びサプライヤーが三胞集団との連携を通じて、中国における事業展開を図ろうとしている。
一方、HOFも所有者変更後、強力な成長性を示している。イギリスメディアBBCの報道によると、去るクリスマスシーズンにおいて、2015年1月3日迄の6週間以内に、HOFがイギリスとアイルランドにおける59ヶ店舗の売上高は前年同期比8%成長となり、クリスマスシーズンのオンラインショップの売上高は前年比31.2%成長した。
HOFのCEO John King氏が、2014年クリスマスシーズンの売上高に言及した時、「大変喜ばしい」と評価しながら、2015年の業績の継続的な成長に自信満々だと伝えた。
特筆に値するのは、この成功したクロスボーダー買収の御蔭で、先日、この買収の実質舵手、南京新百の実質支配人袁亜非氏は、最新号のイギリス小売業ファッション誌『Drapers』に、2014年「イギリスファッション小売業界で最も影響力のある人物トップ100」の第59位に選定され、同じくランクインしたのは、HOFのCEO John King氏である。
「百貨運営」から「商品運営」へ
実際に、南京新百は「商品とブランドサービスプロバイダー」という大きな盤面を布石しており、HOFの買収はその内の重要な一歩にすぎない。袁亜非氏も、「南京新百はこの契機に、伝統百貨から現代百貨への重要なモデルチェンジを実現する」と、率直に語った。
現時点、三胞集団は国内のビジネスにおいて、HOFの先進な自社ブランド及びバイヤー制モデルを導入し、中国に「東方福来德」という百貨ブランドを作り上げることを計画している。
情報によると、HOFの最大の収益源は自社ブランドの販売によるものであり、デザイン、生産から販売までのバリュチェーンを持ち、粗利率は70%もあり、中国伝統百貨業の共同経営のモデルの2倍も超えている。
南京新百にとって、今回の買収は重大な意義を持っている。「一方では、私たちはHOFの有名ブランドを通じて、海外市場へ進出し、数多くの国際ブランドと連携し、より多くのブランドを中国に導入し、消費者の体験を向上できる。一方では、私たちは間もなく買収する「MEICIファッション」というプラットフォームを通じて、HOFのサプライチェーンを中国に繋げさせ、サプライチェーンのドッキングを実現したい。」と、南京新百の関係者が述べた。
しかし、当該関係者も、次のように強調した。「今回の買収はウインウインの結果を収められる。目下、国内の百貨が現代百貨への運営モデルチェンジにおいて、熟成したサプライチェーンとバイヤー制システムが欠けている。一方、海外の百貨が中国市場を打開しようと急いでいるが、中国消費者のターゲット層細分化と消費慣習が分からない。南京新百がHOFを買収することにより、両者の優位性相互補完を実現できる。」
「将来、私たちは、ステップを分けた小範囲での試行により、O2Oモデル、クロスボーダー電子商取引、商品サービス等の分野において、経験を積み重ね続けて、伝統百貨の「テナント募集・共同経営」のビジネスモデルを打ち破り、全般のモデルチェンジを実現し、正真正銘のオンライン・オフライン連動、国内・海外連動のブランド及び商品サービスプロバイダーになる。」と関係者は語った。