2012年より調整するオークション業界は、４年間の落ち込みを経て、今年春の回復の跡があり、多数のオークション会社の取引金額が2桁の成長を保った。最も注目なのは、今年１０周年を迎える匡时国際は、春のオークション取引金額が25.58億元に達し、昨年春オークションより1.５倍となった。

      匡时春オークションに、40件のオークション単品の取引金額が千万を超える

      6月６日〜８日、匡时国際十周年春オークションは北京国際飯店二階で開催された。今回の春オークション、31個のテーマを設け、3700件超の作品が同時に披露され、中国書画、仏教瓷器、現代油絵彫刻、紫砂家具、国石篆刻、ジュエリーなどいろいろある。匡时国際十周年春オークションでは珍品が相次ぎ、異彩が咲き、コレクターにオークションの盛宴をもたらした。

      三日間の激しい戦いで、たくさんのコレクターは満載して帰り、沢山のオークション品が記録を作った。そのうち、蒋廷錫の《百種牡丹譜》は1500万元のオークションに出されてから、コレクターの競争を引き起こし、競売価格が上昇し続け、最終的には1.51億元の確定され、手数料などを加えた取引金額が1.7365億元となり、同個人作品のオークション記録であり、同時に匡时国際十周年春オークションのチャンピオン商品である。

      蒋廷錫以外、丁云鹏、龚贤、王守仁などの作品も、匡时国際十周年春オークションで新たな記録を作った。そのうち、王守仁書法と丁云鹏の《少陵秋興図》は個人オークション記録を刷新し、龚贤《行书自作词》は個人書法オークションの記録を作った。

      取引金額から見れば、匡时国際十周年春オークション三日間に25.58億元を獲得し、昨年春オークションの10.8億元と比べれば137%上がった。同時に単品取引金額、単一テーマの取引成功率は、匡时国際十周年春オークションでは良かった。うち取引金額が億を超えるのは1件があり、千万を超えるのは39件がある。“大千余沢——張心瑞珍蔵の張大千及びコレクトテーマ”、“集翠园珍蔵の書法テーマ”、“国香館コレクトの珍奇醸造テーマ”、“澄道——清代宮廷書画テーマ”は良い成績であり、初めて出した茶葉テーマも6881万元であった。

      匡时国際董事長董国強によれば、十周年春オークションをよく計画し、再度に春オークションは皆の期待に裏切らず、満足できる成績を取得した。“芸術品マーケットには回帰のプロセスがあり、今年からは、古代書画の優勢がますます明らかになる。”

      多数の会社の今年春オークションでは2桁上昇

      実際、前年と比べ、今年沢山のオークション業者は良い成績を取得し、多数のオークション業者は2桁の上昇を保った。

      香港の幾つか大手オークション業者の春オークションデータによれば、香港蘇富比の今年の春オークション成績がとても良く、31億香港ドルに達し、昨年の春オークションより17%も上昇した。香港保利の合計取引金額は12.67億香港ドルに達し、昨年の春オークションの11億香港ドルより15%も上昇した。

      大陸では、北京保利2016年春オークションの取引金額は28.5億元に達し、うち1件の取引金額が億元を超え、47件の取引金額が一千万元を超えた。中国嘉德2016年春オークションの取引金額は21.88億元であり、昨年春オークションの18.7億元と比べ、17%上昇した。その他北京東正、北京誠軒など大陸の会社の春オークション取引金額が同期と比べ、10%上昇した。

      今年の春オークションを見ると、たくさんのオークション業者の成績が昨年より大幅に上昇し、2015年と比べ、2016年の春オークション取引増加が決まったもののように、市場の回復現象は明らかに昨年を超える。

      中央財経大学オークション研究センター研究員季涛の分析では、今年一、二回目の春オークションには、各オークション業者の取引金額は昨年よりある程度上昇した。オークション現場の状況から見ると、見学や競売に参加する人数も明らかに増加しており、取引成功率も少し上がった。

      あるオークション業界内部関係者により、業界が回復しても、業界の競争が激しくなる一方である。““生もの”“尖ったもの”はますます収集されにくいが、大手オークション業者は実力、ブランド優勢でより良い商品を招集でき、良い商品を招集することでまた会社の業界地位を上げる。“この業界内部関係者により、この競争格局において、オークション業界の企業ブランド、経営実力、信頼度、資金流動性などの要素が会社将来の発展に影響する。

      注意すべきなのは、今年４月上旬に、上場会社の宏図高科は予備案を発表し、匡时国際の100%株式を買収する予定である。季涛により、買収が終われば、上場会社の宏図高科は多種な資源を提供でき、匡时国際はインターネットでオークションでき、大衆芸術品消費市場の開拓に支持が得られ、オークション第一階段の位置を固める。

      投資圏内の関係者により、この買収は双方にとってウィンウィンである。“買収が終われば、匡时国際の春オークション成績は良く、上場会社の業績も上げる。”